イライラ、シロミ
ある晩秋の日のこと
シロミさんが、やけにイライラした様子で終始、叫び続けています。
「どしたの?」
「女の子は、いろいろあるのよ」
ムコドノが様子を伺いに来ました。
「貴様のせいかー!!」
シロミさんのイライラが伝染したのか、
突然、ハイテンションになり、誰彼かまわず追い掛け回すムコドノ
「くわばら、くわばら・・・」
途端に、剣呑な空気が辺りを支配して行きます。
「何だかわかんないけど、イライラすんのよーー!!」
叫び続けるシロミさんに呼応するかのように、
どんどん緊張感が増して行き、身構える一同。
シロミさん、喧嘩売りまくってます。
「いつでも相手になるわよ!」
「さあ、どこからでもかかってらっしゃい!!」
実は結構、ケンカっ早いシロミさんなのでした。