命の重み
先日、すごい場面に出合いました。
カリフォルニアアシカの出産シーンです。
出産は、朝から始まっていたようで
「ちょっと、長引いている・・・」と、飼育員さんが厳しい表情で見守っていました。
これは、立ち会うべきと、自分も二時間近く観察していた訳ですが・・・
*少々、生々しい写真が、しばらく続くので、苦手な方はご遠慮ください。
12:30頃、ついに頭が出て来ました!
しかし、この直後、すぐに頭は引っ込んでしまいます。
「何度か、波があるんです」と飼育員さんは語っていましたが、
次第に増えてきた、お客さんたちも、固唾を呑んで、心配そうに見守っています。
13:00過 予想以上の難産に、回収を敢行。
飼育員さんや、獣医さんが総出で、お母さんの捕獲にあたります。
びっくりするような巨大な網をお母さんにかぶせ、引き釣り出します。
慎重に・・・
そして、迅速に・・・
車に乗せられ、動物病院へと運ばれて行きます。
このお母さん自体が、初めての出産ではないので、大丈夫だと思いたいのですが、
無事、生まれてくるのを祈るばかりです(;人;)
残念ながら、この子は死産という悲しい結果になってしまいました。
しかしながら、6/8のアイに続き、6/26にベルが出産と、
新たな命が連綿と受け継がれています。
この記事内のお母さん(ミディ)は、7/7現在まだ入院中です。
今は、彼女の早い復帰を待つとともに、
群れに仲間入りした二頭の子供たちの成長を見守りたいと思います。